ごあいさつ

人々のより良い暮らしのために、一歩ずつ果敢に挑戦を続ける。
それが長州産業の原点です。

 時は第二次石油ショックの翌年。日本経済は資源、物価の高騰の余波が色濃く残る混乱した状況にありました。そんな中、維新発祥の地山口で小さな給湯器メーカーが誕生しました。私たち長州産業です。混沌とした状況にも関わらず製造会社を立ち上げたのは、蛮勇とでも評すべき行為だったかも知れません。この時、創業の原動力となったのは純粋な思いでした。~風呂好きな日本人がふんだんに使えるお湯を供給したい~この思いを原点に、長州産業は一歩ずつ着実に技術を磨き、時には果敢に新たな分野へ挑戦を続けていきました。そして今、長州産業は住宅エネルギー機器、真空プロセス装置・サービスなどを総合的に提供する企業へと成長を遂げました。

 創業当時と時代背景は異なりますが、現在の私たちを取り巻く環境においても、地球温暖化の進展や新興国経済の発展による資源需要の底上げなど、長期的なエネルギー供給の制約が大きな課題となっています。長州産業は、太陽光発電の普及によりこうした環境・エネルギー制約の解消に貢献できないかと考えました。1999年に太陽光発電システム事業に参入すると、半導体製造装置の開発で培った技術を活かし、太陽電池セルの原料となるウェハーからモジュールまでの国内一貫生産の体制を矢継ぎ早に構築しました。この体制こそが、世界最高レベルの発電効率をもつ当社独自の「リアエミッタヘテロ接合太陽電池セル」の開発・製造を可能としました。さらに、日本で最初にマルチワイヤ電極技術を導入し、太陽電池モジュールの効率改善とコスト削減を同時に実現してきました。こうした革新技術は、当社の研究開発の努力のみならず、国内外の研究機関等との連携があって初めて実現してきたものだと言えます。

 もう一つの基幹技術である真空プロセス装置の開発・製造の源流は、創業4年後から立ち上げられた半導体装置のメンテナンス事業に遡ります。当時は日本の半導体業界の成長期。大手メーカーが国内生産能力を増強し新たな協力企業が必要とされていました。当然ながら、給湯器メーカーである長州産業は半導体事業についてのノウハウは全く有していませんでしたが、この事業の将来性を確信し、わずか60数名の社員から6人の精鋭エンジニアを送り出し技術を学ばせたのです。不退転の決意で臨んだ精鋭チームは短期間で技術を習得し、当社の真空プロセス事業の礎を築きました。今では、長州産業の真空技術、中でも蒸着成膜技術は業界で高く評価され、高性能ディスプレイや高機能フィルム製造の需要の伸びと歩調を合せるように事業展開を進めているところです。

 新たな試みを恐れず、果敢に飛び込んでいく。それが長州産業の遺伝子であり、私たちの社名には、「世の中を良くしたい」という維新の先達の志を引き継ぐという思いが込められています。これからは、例えば太陽光発電と蓄電技術を融合した最適なエネルギー・マネジメント、あるいは水しか発生しないクリーン技術の水素エネルギー。当社は次世代技術の実用化、普及をリードしていきます。

 原点を忘れず、一歩ずつ果敢に。私たち長州産業は挑戦を続けます。

取締役社長 岡本 晋

▲ このページの先頭へ